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デジタル技術の活用及びDX推進の取組について

当社はデジタル技術の活用及びDX推進の取組を進めることで、さらなる技術力の向上、お客様へのメリットのご提供、従業員の就労環境の改善を目指すべく、下記の取組を行います。

A. 経営の方向性及びデジタル技術等の活用の方向性

a. デジタル技術が社会や自社の競争環境にどのような影響を及ぼすか

当社が製造するワイヤは、医療分野における注射針やカテーテル、工業分野においては自動車のハーネス・半導体製造におけるコンタクトプローブなど様々な分野で利用されていますが、これらの製品の小型化や高精度化が進むにつれて、当社に求められるワイヤも極細化・高精度化の要求は高まっています。 例えば当社が得意とする極細線分野においては、寸法公差は10,000分の1ミリまで精度が求められることがあります。

年々高まるこれらの要求に対して、現在では当社の技術力の一つである「勘と経験」により対応していますが、近い将来にそれらだけでは対応しきれなくものであり、最新式のデジタル技術を組み合わせた生産体制の確立が必要不可欠となっています。 当社がデジタル技術を駆使した最新式の製造技術を確立することにより、医療機器や自動車といった最終製品の高性能化が進むことで国際競争力が上がり、日本経済の発展に寄与できるものです。

b. 上記を踏まえた経営ビジョン及びビジネスモデル

当社はそうした市場環境の変化に対応するため、2023年度中に最新式のストランド式小型熱処理炉、自動巻出し・巻取り装置を導入することで、次世代型コンタクトプローブの製造に使用するワイヤを開発します。また本社敷地内に検査棟を新設することにより、検査の精度向上及び業務効率化を図ります。

B. 上記を踏まえた経営ビジョンやビジネスモデルを実現するための戦略

当社では2024年度以降もデジタル化と連動した新規製作技術の開発を続けます。また大学や研究機関との産学連携によりより深い分野の研究を進めることで新時代に必要な技術を探求すると共に、技術開発に必要なデジタル技術の模索を続けます。同時にデジタル技術の進歩に合わせた従業員の教育投資を継続して行うことで、デジタル技術の進歩に人材が連動すべく育成を行います。

C. 経営戦略を推進するための体制

当社では取締役の松村航平をCIO(最高情報責任者)とし、以下の体制で新たなビジネスモデルの実現を目指します。

取締役   松村航平 本事業における役割:CIO

製造部主任 山城遼磨 本事業における役割:情報担当